2008年 私的総括

「今年の漢字」は「変」であったが、自分自身に限って言うなら
粛々と前進し続けた1年であったと思う。
社会全体では確かに大きな転機を迎えている。
既成の社会構造の限界が見え隠れし、
強者と弱者の格差が益々露呈してきている。
そんな中にあって、こうして暖かいリビングで
ブログなんかを書いていられる自分は間違いなく幸せ者である。
だが、それもまた自分の（中間ではあるが）成果と言えるだろう。
流されてレールに乗っているだけでこうはならない。
それだけは間違いないはずだ。

しかし、ダメージが全くなかった訳ではもちろんない。
11月から既に始まっている我が社の今期は
出だしから売り上げ面で大きく足をすくわれた格好であり、
率直に言ってとても今後を楽観視できる状況ではない。
この年末にかけて職を失った多くの方々には申し訳ないが、
今私が思うのは「明日は我が身」という言葉である。

今年最後に客先にて打ち合わせさせて頂いた際に
先方の技術者の方が「心から『よいお年を』と言いたくなりますね。」と仰った。
私も思わず「まさに『一期一会』ですよね。」と、
互いにエールを送って別れるようで深く印象に残った。
このブログを読んでいただいてる皆さんと、もちろん自身の
来年の無事を願わずにはいられない。本当にそんな心持ちになる。

こんな世の中にあって「大人になるって素晴らしい」と
娘に語れる内容が、今は思い浮かばない。
それがとても気がかりだ。何とかして立て直さなくては。
来年はそのために自分に何が出来るのかを模索する1年になるだろう。
そんな気がする。

まあ.....何につけ、忙しい1年であった。
時間一杯まで粘り続け、詰め込めるだけ詰め込むのが自分のスタイルだが、
それ故にただただくたびれてため息をつくことも多かった。
そこだけはきっと来年も変わらないだろう（苦笑）

明日の元旦は、例年通り、ご来光を拝んだあと、その足で初詣に行きます。
繰り返しになるけれど、どうか皆さん良いお年をお迎えください。
皆さんのご武運を心よりお祈り申し上げます。